体質を改善するために。肥満を詳しく理解しよう

「肥満」や「デブ」、「ぽっちゃり」など体が大きい方を表す言葉はいくつかありますが、こういった「肥満体型」にはしっかりと種類があることを皆さんはご存知でしょうか?

同じように太っている方でも、脂肪のつき方が違えば肥満の種類そのものが違うと言えます。

特に、皮下脂肪肥満型と内臓脂肪肥満型はその代表的な例なので今回はこの2つの肥満型について詳しく勉強をしていきましょう。

肥満について詳しく知ることが出来れば、体質も意識して改善出来るので参考にしてみてください。

皮下脂肪肥満型について

欧米に多いと言われるいわゆる洋梨型の肥満が、皮下脂肪肥満型です。日本人で言うと、女性に多い肥満体型とも言われていますね。

この型の肥満は、食事による脂肪分の過剰摂取が原因と言われており、食べすぎた分がそのまま皮下組織に蓄積されるので、付きやすく落ちにくい厄介な肥満と例えられています。

確かに私たちが生きて行く上で、エネルギーにも使われる脂質ですが、過剰な摂取をした場合、体内では「もうエネルギーはいらないから…」と分解を止め、次に何かあった時のために貯蓄しておこう。という動きに切り替わります。

このようなことからついた脂肪は、先に体の中にある脂質、そして内臓について脂肪を先に分解するので、なかなか消化されず体の中に残ってしまいます。

この脂肪が一度ついてしまうと、落とすために長時間の有酸素運動をしなければならないので日々の食生活から注意しておきたいですね。

内臓脂肪肥満型について

こちらの肥満型は、現代の日本、そして特に男性に多いと言われています。

その名の通り、体内の内臓に脂肪がつく肥満型で、いわゆる「隠れ肥満」です。

その肥満型は、脂肪が付きやすい反面、皮下脂肪肥満型と比べると断然脂肪が落ちやすいのが特徴です。

しかし、運動をしてすぐに落ちやすいというところからなかなか努力を始めない方、そして自分がこの肥満型と気づかない方が多いので、処置が遅れ手遅れになることも多いようですね。

この肥満型は、放置をすることで悪性物質が体内に過剰分泌されるようになり、高血圧を引き起こし、それが動脈硬化に繋がるケースも少なくありません。

その他にも生活習慣病にかかるリスクがグンと上がるのがこの肥満型の最大のデメリットと言えるでしょう。

体は痩せ型なのに、お腹だけがぽっこり出ていることが多いのでこういった体型の人はすぐに運動をして落とすとよいですね。

いかがでしたか?肥満体型になると、ダイエットをするのが億劫になるかもしれません。

しかし、放置をすることでさまざまな病気にかかるリスクも増えるので、日頃から体の代謝を下げない努力をしておきましょう。

代謝量が高いと、太ってしまったときでもすぐに戻すことが出来ます。

これを機に、今の自分の肥満型を解消し、次に備えて痩せやすい体作りをしてみてください。